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iOS/OS X application programing topics.

iOS 6 では Supported interface orientations の順番に注意!

最近の Xcode ではアプリケーションが対応しているデバイスの向きをターゲットの Summary 画面から GUI を用いて設定できるようになりましたが、ここから設定する場合はボタンを押す順番に注意する必要があります。

というのも、この画面で設定した内容は、Info.plist の Supported interface orientations (UISupportedInterfaceOrientations) に反映されるのですが、この項目は Array の値で順番が起動時の状態に影響するからなのです。


上記の画面の状態になるように、ボタンを左から順に押していった場合、Info.plist の UISupportedInterfaceOrientations は下記のようになります。これは新規プロジェクトを作成した場合のデフォルト値です。


今度は同じ状態になるように、ボタンを「右から」順に押していきます。すると Info.plist は下記のようになります。
値の順番が変わっています。


実はこの順番は起動時の画面の向きに関係していて、iOS 6 では一番先頭に指定されている画面の向きで起動することになります。
つまり、前の例では縦画面で起動するのですが、後の例では横向きで起動することになります。


別のキーに Initial interface orientation (UIInterfaceOrientation) というものがあって、こちらを指定すると初期状態を指定できそうですが、試したところ iOS 6 ではどうもこの値は無視されるようです。