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iOS/OS X application programing topics.

try! Swift 2016を200%楽しむために

いよいよ今週はtry! Swift 2016が開催されます。

せっかくの機会ですので貴重なチケットを手に入れられた方にtry! Swift 2016を最大限楽しんでいただくために、ちょっとしたコツをお話しします。

公式アプリ

try! Swift公式アプリがAppStoreから配信されています。タイムテーブルやセッション概要などが掲載されていますので、事前にインストールしておきましょう。Apple Watchを持っていれば時計の文字盤に情報を表示することもできます。

try!

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  • Natalya Murashev
  • ソーシャルネットワーキング
  • 無料

公式Slackチャンネル

参加者のみなさんをtry! SwiftのSlackチャンネルにご招待しています。もし、招待メールが届いていない方は info@tryswiftconf.com にご連絡ください。Slackでは自己紹介や、質問など、自由に参加者および講演者の方とコミュニケーションをとっていただいて構いません。食事やお茶、オフィス見学に誘ってみるのも良いでしょう😉

来場はお早めに

会場は渋谷マークシティ、サイバーエージェントのセミナールーム13Fです。実際の行き方は少しわかりにくいので、こちらのスッキリわかる渋谷マークシティ入門!を参考にして、できるだけ早めにお越しください。500人近い方が来場されますので、開会直前に多くの人が来られますと、時間内に受付が終了しない可能性があります。会場にはサンドイッチやお菓子を用意してますので、早めに着いてゆっくり準備をすることをお勧めします。

人と話そう

カンファレンス、と言っても講演の内容は後からスライドとビデオが公開される予定ですし、技術的なことは参加者のレポートなどを読むだけでもついていけると思います。ただ行って話を聞いて「ああいい話を聞いた」って帰ってしまうのはやはりもったいないと思います。

やはり、安くない参加費を払って、わざわざ会場に足を運ぶということは、その時しか得られない何かを持って帰るためだと思いますので、ぜひ積極的に人と話しましょう。 try! Swiftでは講演以外の直接スピーカーや他の参加者の方と話すことのできる時間をできるだけ多く設けています。

特にこのカンファレンスでは海外の講演者および参加者の方がたくさんいらっしゃいます。実はモバイル開発における日本は世界から非常に注目されていて、日本のことを知りたいと、みんな大変な興味を持っています。

Q&Aルーム

まず、すべてのスピーカーについて、講演後の1〜2時間はスピーカーに直接質問をすることができるQ&Aセッションの時間があります。Q&Aセッションは17Fの別の部屋で行われるため、通常のセッションは聞き逃してしまいますが、うまく使えばセッションをただ聞くだけよりも有意義な時間の使い方になるでしょう。

MacBookを持っていけば、コードについて質問したり議論することもできます。WWDCやTech Talkに参加されたことがある方は、ラボのようなものだと思ってください。

そして、Q&Aセッションには通常のセッションと同様にプロの通訳がつきます!なので言葉に不安がある方でも問題ありません。 また通訳の費用はみなさんのチケット代、およびスポンサー料から賄われていますので、利用しなければ損です🤑

Q&Aセッションに来られる方が少なければ、いろいろ準備して日本に来られるスピーカーの方々も残念に思うでしょうし、私たちも準備したかいがありません。ぜひ積極的に話をしにいってみてください!

スピーカーディナー・懇親会

2日目(3/3)には招待制のスピーカーディナー(主にスポンサー企業の参加者やボランティアスタッフが招待されています。)、最終日(3/4)には参加者なら誰でも参加可能なオフィシャルのパーティ(懇親会)があります。

最終日の懇親会の会場はTOMBOY INDIAN LOUNGE DINING 渋谷106道玄坂店です。

慣れていなければ、懇親会で外国の方に英語で話しかけるのは難しいかもしれませんが、心配はいりません。懇親会における会話の手続きはだいたい決まっているので、それを覚えておけば大丈夫です。そのあたりのテクニックについては次の記事で紹介します。

それに懇親会なので相手は人と話そうと思っているし、前述のとおり、海外の方は日本の事情をぜひ知りたいと思ってきているので、普通にやってれば話は弾みます。

朝食・ランチ・コーヒータイム

意外と狙いどころは、セッションが始まる前の朝食タイムと、ランチタイム、そしてコーヒーブレイクの時間だと思います。こういった時間はどうしても知った顔同士で一緒になりがちですが、勇気を出して講演者の方や知らない参加者の方に声をかけてみましょう。

コーヒーやお弁当を片手に行けば自然と一緒に話をする流れになるでしょう。

人がいっぱいの懇親会に比べて、こういう時間に話した人はけっこう後になっても覚えているものです。たくさんコネクションを作って帰ってください。

iPhoneに自分の作品を入れておく

try! Swiftに来ているのはもちろんiOS/OS Xのデベロッパーですし、Swiftが好きな人ばかりなので、話のきっかけさえつかめれば、楽しく話せると思います。

言葉やヒアリングが苦手でも、作ったものを見せればいいです。 みなさんはモバイルの開発者なので、iPhoneがあればすぐに作ったものをデモすることができます。来場の前にiPhoneに自分が作ったものを準備しておきましょう。 私がユビレジにいたときはiPadを持って会場をウロウロしていました(ユビレジはiPadアプリしかないので😅)

懇親会における英会話のプロトコル

前回の記事では、カンファレンスをより楽しむために積極的に人と(特に海外の人と)話そうと書きました。しかしそうはいっても、言葉に自信がなかったりしてなかなか積極的に話しかける勇気が持てないかもしれません。

でも心配いりません。懇親会(ミートアップ)の会話はほとんど決まった形で始まるので、それを覚えておけばとりあえずなんとかなります。

挨拶と自己紹介のプロトコル

とりあえずこの手順だけ覚えておきましょう。以下の流れから外れることは90%ありません。

  1. (相手を見て)声をかける「Hi」
  2. 名前を言う。「I'm Katsumi」/「My name is〜」
  3. 「どこで働いてる/何をしている」か聞かれるので答える。「I'm iOS developer, work at Realm」/「I'm working at Realm. I develop〜」

要するに、1. 声をかけて、2. 名乗って、3. 自己紹介、これだけです。最初のうちは口がうまく回らないので、これだけでも大変かもしれませんが、何人か繰り返すうちにすぐに慣れます。これだけができるようになったらもう海外のミートアップでも大丈夫です。

ここまで済んだら後は流れでなんとかなります。がんばってください。大変だったらここで「また後でね」「Thank you. Talk to you later.」って言って去ってもいいですが、せっかくなのでもう少し話してみましょう。

伝わりやすい話のネタ

仕事や開発してるものの話をするのがやりやすいです。何をしている会社か説明が難しい場合は、海外の似たようなサービスの名前を出すのが伝わりやすいです。(〜と似たようなものだよ、と言うのは抵抗があるかもしれませんが、そこは割り切って)

うまく言葉が出てこなければ、自分が作ってるものや仕事で担当しているものを見せるのがいいです。動くものがある場合はデモができるように自分のiPhoneに準備しておきましょう。データとかも英語で、かつ本物っぽくしておく方が伝わりやすいです。

コードを公開している人は、自分のGitHubリポジトリを見せるのも良いです。何をするライブラリなのか、ある程度スラスラと言えるように準備しておきましょう。

大ざっぱにまとめると、まず話しかけましょう。もしくは目を合わせましょう。向こうから寄ってきます。人と話したくない人はそもそもカンファレンスや懇親会に出てこないので、気にすることありません。どんどん行きましょう。

そしてお互いに名乗って、自己紹介をしたら後はがんばってください。話を続けるのに困ったら、作ったものを動かして見せましょう。これはどこに行っても使えるテッパンネタです。

デモは事前にいくらでも準備ができるので言葉に自信がなくても大丈夫でしょう?

英語力や発音を気にしない

英語の能力や発音は一夜づけではどうにもなりません。諦めましょう。

しかし、不思議なことですが、こちらの発音や文法がどれだけ拙くても向こうの人にはちゃんと伝わっています。私たちは聞き取りにかなり苦労しているのになぜでしょうね。

とにかく、文法がおかしかろうが、単語を並べただけだろうが、通じるのでどんどん話しましょう。ちょっと失敗しても人はたくさんいます。何人かと話すとだんだん口が回ってきてあまりつっかえずに話すことができるようになります(ほんの十数分の間で😳)。

相手も母国語が英語でない人はいっぱいいますし、変な英語を話す人もいっぱいます。向こうは流暢な英語が出てこないことは十分わかっているので、いちいち英語が未熟なことについて最初に断る必要はありません。気にせず話しましょう。

もちろん細かいニュアンスが必要ならそれなりにきちんと話す必要がありますが、そう言った会話は日本語で日本人同士が話してもなかなか伝わらないものです。ましてや初対面で。そう考えると、細かいことを気にしてもしょうがないと思いませんか?

わかるまで何度でも聞き直そう

ヒアリングは、一朝一夕ではなんともなりません。何度聞き直しても聞こえない部分はどうしてもあります。 聞き返すのは別に失礼でもなんでもないので、わからなかったら遠慮なく何度でも聞き直しましょう。聞き直すには「Sorry?」と語尾を上げるだけでもいいですし、「Could you say that again?」と丁寧に言ってもいいです。

別に会議をしているわけではなくて1対1の会話なので、相手の言葉が聞き取れなければ気にせず何度でも聞き直しましょう。誰も鬱陶しく思ったりしません。 むしろほとんどの人は自分の発音やしゃべり方が悪いから聞き取れないんだと思っています。

特定の単語がどうしても聞き取れなくて意味がよく分からない、ということもよくあります。その時は相手の言葉を繰り返して「〜〜, what?」と分からなくなったところで「what?」と言えばそこだけはっきり言ってくれたり、別の言葉に言い変えたりしてくれます。

発音のバリエーションに気をつける

話す人によって、同じ単語の発音でも結構違います。Dataが「ダタ」になったりMakeが「マイク」、Arrayは「アライ」という人は結構います。備えてないと、単語が聞き取れなくて、全体の意味が分からなくなってしまいますが、頭の片隅にこのような発音の変化がある、ということを入れておけばけっこう聞き取れます。

私の最近の経験ではEither/Neitherを「アイザー/ナイザー」って言われて聞き取れなくて、なんども聞きなおすことがありました。

あとNSErrorとNSArrayが一緒に聞こえてよく分からなくなった、なんてこともありました。

困ったら頼ってください

もしどうしても最初に話しかけることができなかったり、言葉に困った場合は私やスタッフに声をかけてください。流暢に会話ができるわけではありませんが、できる限りお手伝いします。